飛沫節

はじめまして。略してNMということでひとつ。

【むんく】

『Munch』



『叫び』(さけび ノルウェー語:Skrik)*1


気になる絵、パート2。

エドヴァルド・ムンク(Edvard Munch, 1863年12月12日 - 1944年1月23日)は、19世紀〜20世紀のノルウェー出身の画家。『叫び』の作者として有名で、ノルウェーでは国民的な画家である。1000ノルウェー・クローネの紙幣の肖像にも描かれている。生と死の問題、そして、人間存在の根幹に存在する、孤独、嫉妬、不安などを見つめ、人物画に表現した。表現主義的な作風の画家として知られる。*2


ナニをどうしたらこの絵が完成するんだろうか、と初見ではそう思っていたんだが、平均寿命で考えて人生3分の1ほど生きてみた今、改めてこの作品をまじまじと見ていると、何だか不安とか絶望とか、そういうの少しだけなら想像出来るかもななんて思ったり思わなかったり。

『叫び』(さけび ノルウェー語:Skrik)はノルウェーの画家エドヴァルド・ムンクの油彩絵。1893年に発表された。

1890年代に作成したフリーズ・オブ・ライフ(生命のフリーズ)と称される作品群のひとつで、「愛」と「死」とそれがもたらす「不安」をテーマにしている。「叫び」はその中でももっとも有名な作品であり、ムンクの代名詞とも言える。


ムンク30歳。ウィキペディア*3によれば、ムンクが五歳の頃、母親が30歳の若さで亡くなったらしい。もしかしたら、その辺りの『不安』というのも、この絵には表されているのかもしれないな、なんて。
フリーズ・オブ・ライフか。

この絵は、ムンクが感じた幻覚に基づいており、ムンクはこのときの体験を日記に次のように記している。


夕暮れ時、私は二人の友人と共に歩いていた。すると、突然空が血のような赤に染まり、私は立ちすくみ、疲れ果ててフェンスに寄りかかった。それは血と炎の舌が青黒いフィヨルドと街に覆い被さるようだった。そして、自然を貫く果てしない叫びを感じた。


しばしば誤解されるが、「叫び」はこの絵の人物が発しているのではなく、「自然を貫く果てしない叫び」のことである。絵の人物は、「自然を貫く果てしない叫び」に恐れおののいて耳を塞いでいるのである。


ひとまずこりゃイッてらっしゃると片付けるのは簡単だけれども、自然とか環境とか生活とかってモンが突然牙を剥いてくるという感じ、なんとなくだけどもそういうのアルなって思う。それはつまるところ、死への恐怖ということなのかもしれんが。何かエゴン・シーレとかいうおっさんを思い出したが気のせいか。

『叫び』は4点制作され、ムンク美術館に2点所蔵されているほか、オスロ国立美術館所蔵と個人所蔵のものが1点ずつあることが知られている。


『シ』だけに






それではさようなら。